片付けをしていて、こう感じたことはないでしょうか?
・このままじゃいけないことは分かっているのに、少し片付けただけで疲れてしまう
・いるモノと不要なモノに分けようとしてもパニックになって手が進まない
・どうしてここまで散らかしてしまったのだろうと自分を責めてしまう
この記事は、片付けようと頑張っている全ての人に向けた応援メッセージです。
長年片付けられなかった私が、片付けているときに支えられた4つの言葉を紹介します。
はじめに
実家暮らしの頃から引越しを数回繰り返したことで、
気がつけばモノが多い環境で暮らし、
いつの頃からか漠然と「片づけなきゃ」と思うようになりました。
何で買ってしまったんだろう、断れなかったんだろう。
たくさん自分を責めましたし、
片付けさえもできない自分は、人としても、女性としても最低だ。
一生片付くことはできないんじゃない。
何度そう思ったことか…
何年もかけて大量のモノを片づけてきた中で、私を支えてくれた言葉は次の4つです。
片づけられなくてあたりまえ
「片づけを習ったことがないから、片づけられない」
『人生がときめく片づけの魔法』 近藤麻理恵
きっと知らない方はいないであろう、あの大ベストセラーとなった『人生がときめく片づけの魔法』の冒頭に出てくる一節で、私が最も支えられた言葉です。
学校で教えてくれない「片づけ」なのに、できて当たり前。
その片づけさえできない自分は恥ずかしい…
どこか後ろめたい気持ちで私はこれまで過ごしてきました。
けれどこの言葉と出会い、うまく片づけられない自分を責めずに受け入れることで「どういう考え方、コツを知れば片付くのだろう?」と学びながら片づけと向き合い、今に至ります。
片付けられなくて良いのです。
だってこれまでやり方を知らなかったのですから。
家の中が散らかっていても、仕方がない
仕事をしながら家事をする。
ひとり暮らしを始め、この両立が体力そして時間的に難しいことを実感しました。
この合間に片づけをするので、手が回らずに家の中が荒れ果てていたときもありました(荒れていた状態の方が長かったと思います)
それでも決して散らかったままで良しとしていたわけではありません。
それまでの日々を懸命に生きてきた証だと現状を前向きに受け止めてあげることで、片づけに対するモチベーションを保つことができたと思います。
今を変えるにはどうしていけばよいのか?
自分を責めると問題が解決しない(逃げたくなってしまう)ので、これまでの自分をまず認めてあげることが、第一歩だと思います。
モノが多いのは、優しさの裏返し
モノを捨てられない理由は様々ですが、私の場合は「もったいない」気持ちが大きく、特に貰ったプレゼントやお土産に対して「もったいないから捨てられない」と感じていました。
現在はモノではなく相手からの「気持ち」だけを受け取り、上手にモノを手放せるようになりましたが、それ以前はなかなかうまく切り離せず、使っていない頂き物を大事に保管していました。
人と交流をしていく上で、贈り物を断ることはできません。
けれども贈り主が本当に贈りたいのは「感謝」や「愛情」などの気持ちです。
置いておくことで許容量を超え、息苦しさを感じてしまうと本末転倒ですので、どこかのタイミングでうまく折り合いをつけ、時には手放すことも大切だと学びました。
真面目だから、動けない
「計画通り片づけられなかった」
「コツコツ片づけられる性格だったら良かったのに」
「思い切って捨てられる性格だったら」
これまでどこか自分を責めるような気持ちで過ごしてきたように思います。
けれども真面目に片づけに取り組んでいるからこそ、動けない自分に苛立ちを覚えるのだとも言えます。
「やるからには完璧に片づけたい」と思う性格だったため、予定通りに終えることができなかった自分をどこか追いつめるような考え方をしていました。
けれども片づけは仕事と違って義務ではありませんし、評価するのは自分だけです。
それなら、もっと気楽になって「やれなかったこと」ばかり見つけるのではなく「やれた」ことに目を向けようと思うようになりました。
片づけに対するハードルが下がったように思えます。
さいごに
片付けは誰かから強制的にさせられるものではなく、自分が望んで取り組むことの方が多いと思います。
だからこそ苛立ったり、自己嫌悪に陥りやすくなりますが、片付けに追われる日々から卒業するためには、必要以上に自分を責めすぎないことが大切です。
今回紹介した4つの言葉で、少しでも楽な気持ちで片付けと向き合えるようになれたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!