片付け

終わらない部屋の片付けから卒業!:片付ける「理由」から片付け方を考える

片付けをしていて、こんな経験はありませんか?

● 休みが来るたびに片付けをしているのに、一向に終わらない

● 本気で片付けたくて本を買って勉強したのに、全然捨てられない

● 毎日頑張って片付けているのに時間ばかりかかって片付かない

それはもしかしたら、片付けることが目的となっているからかもしれません。

この記事では、いつまでも終わらない片付けを終わらせるたった1つのコツを紹介します。

なぜ片付ける「理由」が必要か

片づけは時間が取られるし、疲れるし、投げ出したくなる瞬間が必ずあります。

「キレイな部屋のほうがいいから」「健康に良いから」

だけでは片付けたい理由が曖昧です。

これだけでは片づけをやり遂げる理由としてまだまだ弱いので、
もっと具体的に考える必要があります。

片づけることがゴールになっている

みなさんは今、なんのために部屋を片付けていますか?

・キレイな部屋で過ごしたい

・床にモノがない部屋にしたい

・モノの定位置が決まっていて散らからない部屋にしたい

だいたいこの3つあたりを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

ではこの「キレイで散らからない部屋」を実現させるために、何をどのぐらい手放せば良いんでしょう?

どういう状態になればゴールしたと言えるのでしょうか?

片付けが延々と終わらないのは、ここに理由があります。
上記の例ではいずれも「キレイで散らからない部屋」がゴールとなっているんですね。

だから「もっとスッキリできるはず!」と無理をしてしまったり、逆に反動でやる気が起きなかったり…
具体的なゴールがイメージできていないので、片付けていても迷いが生まれやすくなります。

片付ける「目的」って?

本来、片付ける目的は

「散らかった部屋をキレイにすること」ではなく「自分が過ごしたい生活を送れるようになる

ための手段のはず。

先ほどの例で言うと、

   「キレイな部屋で過ごしたい」から、片付ける

   「床にモノがない部屋にしたい」から、片付ける

   「モノの定位置が決まっていて散らからない部屋にしたい」から、片付ける

どれも部屋が中心になっていて、生活に焦点が当たっていないことがわかります。

理想の暮らしと片付け

「理想の暮らしって言われても、スッキリした部屋で過ごしたいこと以外に思いつかないわ」

分かります…
片付ける前の私が、まさにこういう状態でした 苦笑。

理想の暮らしを考える以前に、目の前の部屋をどうにかしたい!スッキリさせたい!って、とにかく必死で。。。

今は思い浮かばなくても、次から説明する3つのポイントをおさえれば必ず見つかるので、安心してください!

「理想」と「憧れ」は分けて考える

ハリウッドセレブのような生活をしたいけど、実際には6畳の1Rに住んでいる…
こういう理想と現実のギャップってありますよね。

これは極端な例ですが、こうした理想を目標としたときに片付けを頑張れそうか?という点を意識する必要があります。

「今は6畳1Rだけど、セレブ風にDIYしよう!そのために片付けてモノを減らそう!」

と、前向きに取り組めるならOK!

「セレブはこんな生活しない、、、私の実生活、理想と離れすぎ、、、」

と思ってしまう場合、それは理想ではなく誰しもが憧れる生活ですよね?

言い換えると片付けのモチベーションとなるような生活が、自分にとって理想の生活になります。

SNSの情報にとらわれすぎない

『床にモノがなくスッキリしていて、ホテルライクな部屋がいい!』
『生活感がゼロで、モデルルームの様な部屋にしたい!』
『必要最低限の家具で、他に何もない部屋が理想!』

SNSを見ていると写真映えする部屋の写真がたくさん公開されているので、理想の暮らしを具体的にイメージしやすくて便利ですよね。

ただここで注意したいのが、実際その部屋で生活をしているのに生活感を必要以上に消す必要はあるのか?ということです。

特に写真だと断片的な情報しか受け取れないので、その人がどういう生活を送っていて、どういう価値観で部屋ができあがったのかを知ることができません。

その人の生活様式に合っていても自分に合うとは限らないので、参考にすることはあっても、写真通りそのまま再現することは慎重になった方が良いでしょう。

片付けができなくて「困っていること」を解消する

理想の生活を見つける一番簡単で確実な方法は、今の生活でストレスに感じていること・不満に思っていることを書き出すことです。

毎日何か探し物をしているから、「絶対に探し物をしない部屋」にしたい!
いつも家族から聞かれてうんざりしているから、「絶対に収納場所を聞かれない家」にしたい!
あちこちにモノが散らばっているから、必要なモノが見渡せるクローゼットでおしゃれを楽しみたい!

どうでしょう?これならスラスラと書けませんか?

一つ一つは些細なことでも具体的な内容なので、そのために何をすれば良いのかがわかりやすく、どのように片付けたら良いのかも見えてきます。

実際に自分が今困っていることなので、片付けのモチベーションにも直結しやすく、オススメです。

【体験談】理想の暮らしを描けなくても、片付けられた理由

koko

私自身、理想の暮らしを描けないまま片付けをしていた一人です。
延々と終わらない片付けをしていましたが、そんな私でも意識した点が3つあります。

 

ポイント1:片づけに追われる自分から卒業したい

毎週末や連休のたびに、当たり前のように片付けをしていたので、その生活から早く抜け出したかったのが一番大きい理由でした。

休み=片づけが当たり前になっていたので、「いつも休みが来るたびに片づけているね」と親や職場の同僚からも言われるぐらい、
完全に習慣化していました。


手帳にも「片づけ」と予定をブロックしたり、Excelで作ったバーチカルタイプの予定表を印刷して、何時に何をするかまで具体的に書いていたこともありました。


それなりに達成感はありましたが、自分で決めた期日までに片付けが完全に終わらない自分のことを、内心どこかでガッカリしていた気もします。

「こんな調子で一生を終えるのはやだ!」と、片付けの後半は真剣に思っていました。

ポイント2: 「片づけ終えた状態」を体験してみたい

一度でいいから片付けが不要な、ピシッと整った状態の家で過ごしてみたい気持ちがありました。

いつも頭のどこかで「片づけ」を意識して生活していたものの、いつまでに片づけ終えるというゴールが曖昧だったので、ずるずると片づける日々を送っていました。


しかしコロナ渦で完全テレワークとなり、自宅で24時間過ごすことになったので、もっと快適な部屋にしたい!と強く思うようになりました。

とはいえ本腰を入れて片づけ始めたのは、テレワーク生活にも慣れ始めたこの半年ぐらいですね。

ポイント3:自分の時間を片づけ以外に使いたい

片付けを理由に後回しにしていたこと、美容や体作り、料理などもっと自分を磨く時間を持ちたいなという気持ちがありました。

これまでも片付けと並行して自分のやりたいことにも時間を割き、楽しんではいましたが、心のどこかではモヤモヤした気持ちがあって。
今思えば本当の意味で生活を楽しめていなかったように思います。


「時間ができたら…」と後回しにしてきたこと(私の場合は読書や筋トレ)へ時間を使えるようにしたいのはもちろん、美容や料理にも時間をかけて向き合いたいし、インテリアなどの家づくりの部分に時間を使いたいと思うようになりました。

まとめ:理想の暮らしは片付けながら分かってくる

[2021年7月現在の部屋]

延々と片付けが終わらないのは、片付けのゴールが曖昧な場合が多いです。


片付けたあとにどういう暮らしを送りたいのか、自分目線で考えてみることが大切になります。

今の時点で理想の暮らしが思い描けなくても大丈夫。


片付けながら分かってくることもあるので、あまり気負わず片付けに取り組みましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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